北海道の庭に植えたヒメシャラの2年後|花が咲かない理由と「白い泡」の正体、そして感動の紅葉

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北海道の庭で育てて2年——「花が咲かない」「葉に白い泡がついた」「雪で枝が折れた」とドキドキの連続でしたが、秋の感動的な紅葉がすべてを報いてくれました。寒冷地でヒメシャラを育てようか迷っている方へ、リアルな成長記録をお届けします。

目次

はじめに:2023年、シンボルツリーにヒメシャラを迎えた🌿

こんにちは、はるゆです。2008年から北海道の厳しい寒さと向き合いながら、庭づくりを楽しんでいます。

2023年、庭の外構工事をきっかけに、ずっと憧れていた「ヒメシャラ」をシンボルツリーとして迎えました。「北海道の冬を無事に越せるかな?」と期待と不安が入り混じった2年間。実際に育ててみてわかった、北国ならではのリアルな成長記録をお届けします。

2023年秋、植え付け直後のヒメシャラ株立ち
2023年秋、植え付け直後のヒメシャラ株立ち。支柱で固定した直後の様子です。
うさうさ

はるゆ、あの時植えたヒメシャラさん、2年経ってどうなったうさ?北海道の厳しい雪に負けてないかな…?

憧れのヒメシャラ、その「3つの魅力」

私が数ある木の中から、シンボルツリーにヒメシャラを選んだのには大きな理由があります。

  • 涼しげな葉:小さくて繊細な葉が風にそよぐ姿は、見ているだけで癒やされます。
  • ツルツルの幹:成長すると樹皮が剥がれ、赤褐色の光沢ある幹が現れます。これが冬の真っ白な雪景色に映えるんです。
  • 夏に咲く白い花:ナツツバキに似た清楚な白い花。いつか咲く日を夢見ています。

「ナツツバキと何が違うの?」と迷う方も多いはず。簡単に比べてみました。

ヒメシャラナツツバキ
花の大きさ約3cm(小ぶり)約5〜7cm(大きめ)
葉の大きさ小さく繊細やや大きい
樹高(成木)5〜15m10〜20m
幹の美しさ◎ 赤褐色ツルツル○ 同様に美しい
小さな庭への適性◎ コンパクトに保てる(株立)△ 大きくなりすぎることも
北海道での栽培△ 要冬囲い・場所選び△ 同様に要注意

ヒメシャラはナツツバキより全体的に小ぶりでコンパクトなため、狭いお庭のシンボルツリーに向いています。同じ仲間ですが、庭の広さに合わせて選ぶといいですよ。

北海道の夏を乗り切る「足元の工夫」

実はヒメシャラ、根が浅いので土が乾きやすく、強い西日に当たると葉焼けを起こしやすいデリケートな一面があります。

そこで、わが家では株元を「裸」にせず、ホスタ(ギボウシ)などの植物を一緒に植えています。

2024年 ヒメシャラ株元のレイアウト。ホスタなどの植物で地面を覆っています
2024年の株元の様子。ホスタなどの植物が地面を覆い、乾燥と直射日光を防いでくれます。

ホスタの大きな葉が地面を覆うことで、直射日光が土に当たるのを防ぎ、適度な湿り気を保ってくれます。見た目も、ヒメシャラの繊細な葉とホスタの力強い葉のコントラストがお洒落ですよ。

さらに、株元にバークチップ(木の皮)でマルチングするのもおすすめです。土の乾燥を防ぐだけでなく、雑草対策にもなり、見た目もナチュラルに仕上がります。

花が咲かない?「2年目」の正直な感想

実は、植えてから2年。まだ一度も花を見ることができていません。「北国の寒さで花芽がやられた?」と心配になりましたが、調べてみるとヒメシャラならではの性質がありました。

  • 株の充実が最優先:若いうちはまず根を張ることにエネルギーを使います。
  • ゆっくり育つ北国のリズム:北海道では本州に比べて成長がゆっくり。花を咲かせる体力が蓄えられるまで、あせらず待つのが良さそうです。

一般的に、ヒメシャラは植え付けから3〜5年目で初めて花を咲かせることが多いといわれています。北海道の寒冷地では、さらに1〜2年ほど遅くなることも。「まだ咲かない」は決して失敗ではなく、木がゆっくりと力を蓄えているサインなんです。

枝の先端に葉がつかない?冬を越えた証

2年目の春、芽吹きを心待ちにしていた私が見つけたのは、「枝の先端に葉っぱがつかない場所」でした。

ヒメシャラ 枝先の枯れ 赤丸で印をつけた箇所
赤丸の部分が枯れてしまった枝先。北海道の寒風にさらされた跡です。

これは北海道の厳しい寒風にさらされ、枝先が少し傷んでしまったもの。でも、それだけではありませんでした。

実は冬の間、しっかり縄で縛って「冬囲い」をしていたんです。「これで雪の重みから守れるはず!」と思っていたのですが……。

うさうさ

大変!雪が重たすぎて、ヒメシャラさんの枝が……!うさ😨

想像以上の雪の重みが加わり、無情にも数本の枝がポキリと折れてしまいました。縄で縛っていても防げない雪の威力。北国の冬の厳しさを改めて思い知らされた瞬間でした。

それでも救いだったのは、折れた場所のすぐ下の節からは、春になると力強い新芽が顔を出したことです。枝数も徐々に増え、折れたところの心配もなくなりました。

枝のダメージをなるべく軽くするため、次の冬は、縄で縛るだけでなく支柱を立てて四方からその外側をコモや縄を使う方法も試してみようと思っています。枝をまとめてしっかり固定することで、雪の重みが分散されやすくなるんだそうです。

事件発生!葉っぱに「白い泡」の正体😨

ある日、葉っぱに「白い泡のようなもの」がついているのを見つけました。

2024年夏のヒメシャラの様子
2024年夏のヒメシャラ。葉の茂りも少しずつ増えてきました。
うさうさ

大変!何これ!?悪い虫さんの卵かな?うさうさ、怖いよ〜!うさ😨

一見不気味ですが、正体は「アワフキムシ」でした。幼虫が泡の中で身を守っているだけで、木を弱らせるような強い毒や害はありません。

対処法は、その葉っぱを1枚ピッと摘み取るだけ。薬剤を使わなくても、見つけ次第取り除くだけで十分ですよ。

アワフキムシが出やすい時期は5〜7月頃です。気になる方は、初夏にこまめに葉の裏側もチェックしてみてください。株が元気に育っていれば、少し虫がついても問題なく育ちます。

まだまだこれからの幹と、最高のご褒美🍂

代名詞である「ツルツル美肌」の幹は、まだ若木なのでこれからといったところ。でも、2年目の秋、最高のご褒美をくれました。

2年目の秋、鮮やかに紅葉したヒメシャラ
2年目の秋、驚くほど鮮やかに色づいたヒメシャラの紅葉。庭の中でひときわ輝いていました。

驚くほど鮮やかに色づいた紅葉です。庭の中でひときわ輝くその姿を見て、「この木を選んで本当によかった」と心から思える瞬間でした。ご近所の方にも、「真っ赤な葉っぱが素敵!」と褒められることも多かったです😊

おわりに|ゆっくり育てることの喜び

北海道でヒメシャラを育てることは、確かに少しだけ手がかかるかもしれません。でも、2年間の変化を通じて、この木が持つ強さと美しさを改めて実感しています。

  • 花は気長に、木が大人になるのを待つ。
  • 虫や枝枯れも、正体を知れば怖くない。
  • 北海道の冬をともに越えることで、木への愛着はどんどん深まる。

これからも、このシンボルツリーが本当の「ツルツル美肌」になるまで、ゆっくり育てていこうと思います。

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この記事を書いた人

北海道の小さな庭で宿根草を育てながら、ガーデニングの記録をブログに書いています。
寒冷地でも育つ植物や、実際に育てて分かった育て方などを紹介しています。

本業は看護師で、これまで30年以上医療の現場で働いてきました。
看護や働き方、認知症介護について感じたことも、ときどきこのブログで書いています。

庭づくりとガーデニングは30年以上続けている趣味。
北海道でも育てやすい植物や、寒冷地ならではの庭づくりの楽しさをお伝えできたらうれしいです。

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