「プルモナリアって、北海道でも本当に育つの?」——この記事にたどり着いたあなたは、たぶんそう思っていませんか?
結論から言います。プルモナリアは、札幌で30年ガーデニングをしてきた私が、寒冷地の日陰におすすめしたい宿根草No.1です。-15℃の真冬をノーガードで越冬し、真夏に無理やり株分けしても復活してくれる、びっくりするほど丈夫な子なんです😊
うさうさえ、プルモナリアって地味じゃないうさ?お花屋さんで見てもピンとこないうさ…



うさうさ、それわかります。私も最初はそう思ったんです。でも1年育てたら「これは一家に1株あるべき」と確信しましたよ🌿
この記事では、30年ガーデナーの私がプルモナリアを育てて感じた本音のメリット・失敗談・おすすめ品種まで、実体験だけでお伝えします。メルカリで希少品種が高値で取引されている話や、私が所持している4品種のリアルな様子も包み隠さず書きますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
| ポイント | 本州の一般論 | 寒冷地(北海道) |
|---|---|---|
| 越冬 | 軽い防寒が無難 | -15℃ノーガードでOK(実績30年) |
| 植え場所 | 半日陰〜日陰が基本 | 日向でも育つ(涼しい夏のため) |
| 夏の管理 | 暑さ・蒸れに注意 | 蒸れにくく手間いらず |
| 株分けNG時期 | 真夏 | 真夏+冬 |
プルモナリアってどんな宿根草?【まずは基本】
プルモナリアは、ヨーロッパ〜コーカサス地方が原産のムラサキ科の宿根草です。別名は「ラングワート」。早春から晩春にかけて花が咲き、銀色の斑が入った美しい葉で1年中庭を彩ってくれる、シェードガーデンの定番プランツです(参照:NHK「みんなの趣味の園芸」/Wikipedia: Pulmonaria officinalis)。


花がピンク→青に変わる不思議な性質
プルモナリアのいちばん面白いところは、花色が咲き進むにつれてピンクから青へと変化すること。1つの株に2色の花が同時に咲いているように見えて、初めて見た時は「え、2色咲き?」と思いました。
色変化の具体的な仕組みは園芸分野では確立した説明が乏しく、私も詳しい解説は見つけられていません。ただ、時間の経過とともに段階的に色が変わるのは確実で、1本の株で色変化が見られるのがプルモナリアの魅力。雨の日も晴れの日も、毎年この「2色咲き」を楽しませてもらっています🌸
シルバーの斑入り葉が1年中庭を明るくする
プルモナリアの真の魅力は、実は花ではなく葉っぱにあると私は思っています。品種にもよりますが、濃い緑の葉に銀色の斑が入っていて、日陰でもキラッと光るように明るい印象を与えてくれるんです。
花の時期は春〜初夏の短い期間だけですが、葉っぱは春から秋まで楽しめるので、実質的に半年以上主役になれる宿根草です。シェードガーデンで「暗くなりがちな場所を明るく見せたい」時に、プルモナリアは本当に頼りになります。
名前の由来は「肺」?ちょっと面白い豆知識
プルモナリアの属名は、ラテン語の「pulmo(肺)」が由来で、16世紀ドイツの医師レオンハルト・フックスが最初に使ったとされます。斑入りの葉が肺の模様に似ていたことから、「類似のものは類似を治す」という中世ヨーロッパの思想(ドクトリン・オブ・シグネチャーズ)に基づき、中世以降、咳や胸・肺の疾患の治療薬として使われてきました(参照:Wikipedia: Pulmonaria officinalis)。
ちなみに英名の「ラングワート(Lungwort)」も「lung(肺)+ wort(草)」で、やっぱり肺のお話。薬草だった植物がこんなに愛らしい観賞用になっているのは面白いですよね😊
30年育ててわかった、プルモナリアが寒冷地で最強な5つの理由
ここからは、私が札幌の庭でプルモナリアを育て続けてわかった、リアルなメリットを5つご紹介します。
① 北海道の真冬(-15℃)でもノーガードで越冬
札幌の冬は、朝に-15℃まで下がる日も珍しくありません。それでも、プルモナリアは敷き藁も雪囲いもなしのノーガードで毎年越冬してくれます。
雪解け直後の姿はこんな感じ👇。一見すると「これ、死んでるのでは…?」と不安になる見た目ですが、心配いりません。





ほ、本当に生きてるうさ?どう見ても枯れ枝うさ…😨
ところが、ほんの数週間後にはこうなります👇


枯れて見えた株の中心から、銀斑のある新芽が勢いよく立ち上がります。毎年この姿を見るたびに「今年もありがとう!」と声をかけたくなるんですよ🌿
② 日陰OK、札幌の日向でも生きている衝撃
プルモナリアは基本的に「半日陰〜日陰を好む植物」と紹介されることが多いです。でも私の庭では、夏にガンガン日が当たる場所に植えている株も、ちゃんと生きています。
たしかに真夏の強い日差しが当たる場所では、葉っぱが茶色く焼けてしまうことはあります。でも、焼けた葉をハサミでカットしてあげると、そこからまた新しい葉がどんどん出てくるんです。札幌でも夏は30℃を超える日がありますが、それでも枯れずに育ち続けてくれます。



日陰専門じゃなかったんだうさ!これは使い勝手いいうさ〜
もちろん、一番きれいに葉が育つのは半日陰ですが、「日陰の場所がない!」と諦めていた方にも、実はチャンスありなんです。
③ こぼれ種で勝手に増える
プルモナリアは、花が終わったあとに種ができ、こぼれ種から勝手に新芽が出てきて増えてくれます。私の庭でも、親株から少し離れた場所にちいさな新芽を見つけることがあり、「あ、増えてる!」とニヤニヤしてしまいます🌸
放っておいても少しずつ株が広がっていくので、グランドカバー的な使い方もおすすめです。
④ ほぼ病害虫フリー
30年ガーデニングをしてきて、プルモナリアが虫にやられたことはほぼ一度もありません。アブラムシも、ナメクジも、ヨトウムシも、プルモナリアにはあまり興味がないようです。
うどんこ病が出ることもあるにはあるんですが、風通しの良い場所に植えればほぼ防げます。「宿根草は虫が怖くて…」という初心者さんにも、プルモナリアは本当に心からおすすめできる1株です。
⑤ 雪解け直後からすぐ新芽(早春の主役)
北海道の春は短くて貴重です。雪解け直後にサッと新芽を出してくれる植物は、心から愛おしい存在。プルモナリアは雪解け直後(4月上旬〜中旬)にはもう動き始める早春派で、庭がまだ茶色一色の時期に銀色の葉っぱで明るくしてくれます。
チオノドクサやチューリップと一緒に植えると、早春の庭がぐっと華やかになりますよ🌿
【失敗談】真夏に株分けしたらぐったり…でも復活した話
ここからは、私のちょっと恥ずかしい失敗談です😅 プルモナリアの丈夫さを伝える最高のエピソードだと思うので、包み隠さず書きますね。
「こんなにキレイなら増やしたい!」と衝動的に株分け
実は、プルモナリアの苗を買ったばかりの頃、私はこの植物を「地味だな…」と思っていました。自分で選んで買ったのに、ひどい話ですよね😂
ところが、1年経つ頃には印象が180度変わりました。銀斑のある葉が広がって、花のない時期でも庭の中で圧倒的な存在感を放っていたんです。「この子、めちゃくちゃキレイじゃない?増やしたい!」と、急にテンションが上がりました。
…そして、気づいたら真夏(たぶん7月の暑い日)にスコップで掘り起こして株分けしていました。今考えると「なんて無謀な…」としか言えません。
ポットに上げた直後のぐったり状態
ポットに上げた直後、プルモナリアは見事にぐったりしました。葉がしおれて、茎も倒れて、見るからに「死にかけ」。



真夏に株分けなんて無謀すぎるうさ〜!プルモナリアちゃんが可哀想うさ…😭
「ごめんね…やっちゃった…」と反省しながら、とりあえず日陰に置いて様子を見ることにしました。
日陰管理で1週間後ビシッと復活
ところが——。1週間ほど日陰で管理していたら、ぐったりしていた葉がビシッと立ち上がって、何事もなかったかのように復活したのです!


「プルモナリア、お前そんなに強かったのか…」と、本気で感動しました。普通の宿根草なら真夏の株分けで枯れてもおかしくないのに、この子は違った。この経験から、私は心の底からプルモナリアのタフさに惚れ込んだんです。



とはいえ、真夏の株分けは植物にとって本当に負担なので、マネはしないでくださいね。株分けは春か秋にするのが鉄則ですよ🌿
私が実際に育てているおすすめ品種【4品種レビュー】
プルモナリアはたくさんの品種がありますが、ここでは私が実際に札幌の庭で育てている4品種を写真つきでリアルに紹介します。育ててみて初めてわかることもあるので、参考にしてみてくださいね。
① ダイアナクレア|私の一推し・希少品種


私のイチオシはダイアナクレアです。細長い葉に幅広い銀の斑が入り、他のプルモナリアとは一線を画す美しさがあります。写真のように真夏でも葉っぱが元気いっぱいで、銀斑のシャープさは品種の中でも群を抜いています。
実はダイアナクレアは、最近メルカリでもなかなか出回らない希少品種になっているようです。私が持っているものもかなり古株になってきたので、大事に大事に育てています。ホームセンターで見かけたら、迷わず保護してあげてください🌸





希少品種うさ!?それはお宝うさね〜!
② シルバーブーケ|葉全体がシルバーに輝く逸品


シルバーブーケは、その名のとおり葉全体がシルバーに近い明るい色合いで、暗い日陰を本当に明るく見せてくれます。細かな白い斑点が葉全体に散りばめられていて、遠くから見てもキラッと光って見えるんです✨
ダイアナクレアは「ほぼ全面がシルバー」ですが、シルバーブーケが「斑点が多い」という印象。同じプルモナリアでも雰囲気がぜんぜん違うので、2品種を並べて植えると庭に表情が出ますよ。
北側の暗めの花壇に植えるなら、シルバーブーケはかなりおすすめ。日陰の救世主になってくれます😊
実は耐寒性は「中の強」と書かれていましたが、札幌市では問題なく毎年越冬できています。
③ オパール|爽やかな水玉模様の新入り


オパールは、昨年(2025年)に迎えたばかりの新入りさんです。緑ベースの葉に白い水玉模様が散りばめられていて、シルバーブーケより緑の部分が濃い爽やかな印象。淡いブルーの花が咲くことでも人気です。
オパールはまだ我が家で花を見たことがありません。今年、いよいよお花がみれるかな?雪解け直後(2026年4月)にちゃんと丈夫な新芽が立ち上がってきたので、越冬能力は問題なさそうでひと安心しました😊



真夏の様子はまた別記事でレポートしますね。「買ったばかりで夏の様子はわからない」——これって、ガーデニングあるあるですよね🌿
④ ブルー・エンサイン|深い青の花が魅力


ブルー・エンサインも、昨年お迎えしたばかりの品種です。その名のとおり、プルモナリアの中でも特に濃い青色の花が咲くことで人気があります。他の品種と違って葉の斑がほとんどない代わりに、花の青さが圧巻なんです。
購入時のラベルには「耐寒性:強」とあったので、寒冷地でも安心して迎え入れることができました。ポット苗を庭に植え付けたのがこちら👇


ブルー・エンサインもオパール同様、花が終わってから購入したため、まだ花を見ていません。3月〜5月頃に開花するため、今年の春はお花が見られるはず。また改めてレビュー記事を書きたいと思います📝
プルモナリアの苗はどこで買える?
プルモナリアは北海道のホームセンターでも時々見かけますが、品種は限られていることが多いです。特定の品種を狙うなら、楽天やメルカリのネット購入がおすすめ。ダイアナクレアのような希少品種は、出会えたら即ゲットするくらいの気持ちでいた方がいいです😊
楽天では、さまざまな品種のプルモナリアの苗が販売されています👇
プルモナリアと他の日陰向き宿根草の比較表
「日陰に強い宿根草」と言えば、プルモナリアの他にもホスタ・ヒューケラ・アジュガなどがあります。それぞれ特徴が違うので、30年育てた私の実感を比較表にまとめました。
| 植物名 | 耐寒性 | 日陰耐性 | 増え方 | はるゆの推しポイント |
|---|---|---|---|---|
| プルモナリア | ◎(-15℃OK) | ◎ | こぼれ種・株分け | 銀葉が早春から楽しめる |
| ホスタ | ◎ | ◎ | 株分け | 葉の大きさで存在感抜群 |
| ヒューケラ | ◯ | △(半日陰) | 株分け | カラーリーフの種類が豊富 |
| アジュガ | ◎ | ◎ | ランナー | グランドカバー向き |
この中でも、プルモナリアは「早春から葉が楽しめる」「花と葉の両方が主役になれる」という2点が他と違う強みです。ホスタは早春にはまだ芽吹いていないので、雪解け直後の時期は特にプルモナリアの存在感が際立ちます。
プルモナリアの育て方|30年経験からの3つのコツ
コツ①:植える場所は「午前中だけ日が当たる半日陰」がベスト
プルモナリアを一番きれいに育てたいなら、午前中だけ日が当たって、午後は日陰になる場所がベストです。札幌の場合、東向きの花壇や、木の根元(落葉樹の下)が理想的。
とはいえ先ほども書いたとおり、日向でも頑張って生きてくれるので、「ここしかない!」という場所があれば植えてみる価値は十分あります😊
コツ②:茶色くなった葉はガシッと切ってOK
夏の直射日光で葉焼けした葉や、秋に傷んだ葉は、ためらわずハサミでカットしてしまってOKです。プルモナリアは芽吹く力が強いので、カットすると新しい葉がどんどん出てきます。
「かわいそうかな…」と思う気持ちはわかりますが、ここは心を鬼にして。きれいな状態をキープするコツです✂️
コツ③:株分けは春か秋が鉄則(真夏はやめて…)
先ほど「真夏に株分けしても復活した」と書きましたが、あれはあくまで例外エピソードです。植物にとって真夏の株分けは本当に負担が大きいので、基本は春(4〜5月)か秋(9〜10月)に行ってください。
特に北海道なら、雪解け後の4月中旬〜5月か、夏の暑さが落ち着いた9月頃がベストタイミングです。
プルモナリアでやってはいけないこと3つ
- 真夏の極度な乾燥放置…プルモナリアは乾燥すると一時的にしおれます。慌てて枯らす前に水をあげれば復活するので、夏場は水切れに注意!
- 真夏の株分け…私のような無謀なマネはやめてください😂 春か秋にしましょう。
- 強い直射+乾燥のW攻撃…どちらか片方なら耐えますが、両方重なるとさすがに葉焼けが激しくなります。日当たりが強い場所は、土の乾燥だけはケアしてあげてください。
まとめ|プルモナリアは”北海道の日陰の救世主”
30年ガーデニングをしてきた私が、札幌の庭でプルモナリアを育て続けて感じていること——それは、この子は本当に寒冷地の日陰ガーデニングの救世主だということです。
- -15℃の真冬でもノーガードで越冬
- 日陰〜日向までカバーする懐の深さ
- 病害虫ほぼゼロ
- こぼれ種で勝手に増える
- 真夏に株分けしても復活する驚異の生命力
「宿根草を始めたいけど失敗したくない…」という初心者さんにこそ、プルモナリアは自信を持っておすすめできる1株です。特にダイアナクレアのような美しい品種に出会えたら、絶対に逃さないでくださいね😊



プルモナリアちゃん、お庭に1株は欲しくなるうさね🌿見つけに行きたいうさ!
北海道の庭に本当に向いている宿根草をもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひ読んでみてくださいね👇
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▶️ 抜かないで!北海道の宿根草は雪解け直後こそ枯れて見える|7種ビフォーアフター
【次回予告】
次回は、昨年お迎えしたオパールとブルー・エンサインが北海道の夏を無事に越せるかのレポートをお届けする予定です🌸 夏越しに成功したら、北海道でおすすめできる青系プルモナリアの決定版として記事にしますね。お楽しみに!











