初心者さんでも大丈夫!雪国の種蒔きビオラ

園芸

私は2022年にビオラの種まきを初めて行いました。

寒冷地では植物の種まきの開始時期も、暖地と比較すると2ヶ月以上早めて考えないとなりません。

viola heavenly blue

ビオラは通常暖地(本州)では残暑を懸念し、9月以降に種蒔きをします。しかし、寒冷地では7月には種まきを開始しないとなりません。なぜなら雪が積もるからです。

冬に入る前に株を大きく強くして雪の下で越冬させると、春には爆発的に花が咲くのです。

種蒔き初心者であった2年前、夏に蒔いて越冬させる過程の情報が少なく、「枯れてしまうかもしれない」という心配のもと一か八かで種蒔きをしました。

結果は、見事に咲かせることができました!(苗のうちに3割ほどは枯れてしまいましたが・・・)

種蒔き情報が少ない中、苦労もしましたのでこのノウハウが少しでもお役に立てればと思い記事にしていきます。

ちなみに2年目の種蒔きは、さらに上達もしましたよ😊

たねの発根はペーパータオルがおすすめ

たねは信頼できるタキイ種苗さんから購入したものと、自家採取したものを冷蔵庫で保管しています。冷蔵庫で保管しておくと、種蒔き後に発根しやすいのです。

種を冷蔵庫から出し、水に漬けて発根させる方法もありますが、私は水に漬けるよりもペーパータオルにたねをまいて霧吹きで湿らせる方法の方の方が発根後に蒔きやすかったです。

水に漬ける方法は種を水から拾うのがやりにくいんですよね💦 プカプカ浮いてて。

それなのでペーパータオルに20粒づつバラまきました。

そのまま日の当たらないところにおきます

発芽適温は15℃〜20℃ですが、外は30℃超える日も!ここ数年は北海道も猛暑で、7月の気温も高いのです。なんとか神頼み!

ペーパータオルが乾きやすいので、霧吹きをこまめに行うか蒸発しないように発砲スチロール箱(通称トロ箱)に入れ発根を待ちます。

Viola rooting

ちなみに、この容器はお魚が入っていたプラ容器。

糸を通してたねのエリアを区切っています。

さて暑さにも負けず5日後、無事に発根しました!!

途中で豆腐の入れ物にも追加で発根。白い根やたねが割れているのが見えます。

この5日間のなかで、強風でたねがひっくり返ったり、霧吹きをしていたにもかかわらず、ペーパータオルが干からびたり💦

危機的状況にもなりましたが、無事に発根できました。ビオラは発根に関しては難しくないです。

セルトレイに蒔く 土は肥料無しで!

たね蒔き用の土を入れ、セルトレイに蒔きます。たね蒔き用の土はホームセンターなどで購入できる専用の土を使用します。(肥料が入っていない土です

セルトレイのマスの上部までできるだけ多く土を入れることが推奨されていますが、私はケチって8分めくらいまでしか入れていません😆(↓写真参照)

水を何回かに分けて入れ、土を十分湿らせます。一度に水を入れてしまうと土が水をはじいて溢れるので注意してくださいね。

一つのセルトレイが1マス3×3センチほどと、やや大きめなので、2粒づつ蒔いています。

もっと小さいセルトレイなら一粒づつ蒔いて良いですね。一粒づつ蒔くとポットに植え替えるときに楽です。ただしトレイが結構場所をとるため、私は使用していません。

水で湿らした竹串でたねに触れると、くっつくのでそれをひたすら土に蒔く。たねが竹串から離れない時は、ピンセットを使って土の上に置きます。

たねが少しだけ土に埋まるようにして、霧吹きをかけて終了です。

Sowing seeds after viola rooting

この作業が結構大変。途中で「何粒入れたっけ?」とわからなくなる時もあります😅 
土の色とたねの色が同じなので分かりにくいんです。

あとは、できるだけ低温に管理することと、こまめに霧吹きをして乾燥させないことがポイントです。

セルトレイに蒔いてから早いものは翌日にも小さな葉っぱが出てきます。

外は30℃越えにもなるので、保冷剤で冷やしてできるだけ温度を下げます。

置き場所は日陰のできるだけ涼しい場所にしましょう。

ペットボトルを凍らせて、保冷剤として使ったり、遮光ネットも使ったりします。でも、案外外気温が30℃越えてもなんとかなります(朝、晩が25℃以下になれば大丈夫)

 

Viola seeding temperature control
DSC_0180

小さな葉っぱが見えると、本当に可愛くてうれしくなります。

 

ここから油断せずに観察を続けるのが大事ですね。

 

まとめ

 ビオラの発根から発芽までのポイントは次のとおりです!

  • 発根には日光不要
  • 発根・発芽後も乾燥させない
  • 適切な温度管理(あまり神経質になる必要なし)

 また次の記事でお会いしましょう!

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