【保存版】北海道のGWに植えたい宿根草10選|30年ガーデナーの庭から

  • URLをコピーしました!

「ゴールデンウィークに何か植えたいけど、北海道や寒冷地で本当におすすめできる宿根草はどれ?」

8月の庭のエキナセア グリーンジュエル
8月の庭。グリーンジュエル(エキナセア)が咲いています

北海道のGWは、雪が完全に溶けて土が乾き始め、ホームセンターの園芸コーナーが一年で最も賑わう時期。じつは、宿根草を植えつけるならこの時期がベストなんです。

でも、苗売り場に行くと種類が多すぎて迷いますよね。暖地向きの品種を買ってしまい、冬に全滅……なんて悲しい経験をした方もいるのではないでしょうか。

園芸歴30年、北海道で庭づくりを続けてきた私が、GWに植えて実際に何年も冬を越し、毎年咲いてくれている宿根草を10種厳選しました。日向向き・半日陰向きに分けてご紹介するので、お庭の環境に合わせて選んでみてください。

うさうさ

GWに植えると、なんでいいうさ?秋じゃダメなうさ?🌱

はるゆ

北海道の秋は短くて、すぐ雪が降るでしょう?GWに植えれば、夏の間にしっかり根を張れるから、最初の冬越しの成功率がぐんと上がるの。これが最大のメリットよ。

目次

北海道のGWが宿根草のベストタイミングである3つの理由

「宿根草はいつ植えてもいい」と思われがちですが、北海道では植えつけの時期が冬越し成功率を大きく左右します。

GWがベストな3つの理由
  1. 地温がちょうど根の成長適温
    GW頃の札幌の地温は10〜15℃。多くの宿根草の根が最も活発に伸びる温度帯です。真夏の暑さで弱る前に、しっかり根を張る時間が確保できます。
  2. 雪解け後の水分がたっぷり
    雪が溶けた直後の土は適度に湿っていて、植えつけ後の水切れリスクが低い。真夏と違い、毎日の水やりに追われる心配がありません。
  3. 初めての冬を「根が張った状態」で迎えられる
    GWに植えると、根が成長する期間が5月〜11月まで約6ヶ月。秋植え(9月)だと2ヶ月しかありません。この差が、冬越し成功率に直結します。

私の30年の経験では、GWに植えた宿根草の冬越し成功率は約9割。秋植えだと6〜7割というのが実感です。

失敗しない宿根草選び|ホームセンターでの3つのチェックポイント

GWのホームセンターには宿根草がずらりと並びますが、すべてが北海道向きとは限りません。選ぶときに確認すべきポイントを3つお伝えします。

① 耐寒性ゾーンを確認する

苗のラベルに「耐寒性:強」と書いてあっても、北海道の基準では不十分なことがあります。札幌は耐寒性ゾーン6a(-23℃〜-20℃)。ラベルに「ゾーン3〜5」と書いてあれば安心です。

② 根の張り具合を見る

ポットの底から根が出ている苗は、しっかり育っている証拠。逆に、ぐらぐらして根が少ない苗は避けましょう。株元がしっかりしていて、葉の色が濃い苗を選ぶのがコツです。

③ お庭の日当たりに合わせて選ぶ

「日向向き」の苗を日陰に植えると花が咲かず、「半日陰向き」を真夏の直射日光に当てると葉焼けします。まずはお庭の日照条件を把握してから苗売り場に行くのが、失敗を防ぐ最大のコツです。

【厳選10選・前半】GWに植えて夏〜秋に楽しむ宿根草

まずは前半5種をご紹介。どれも私が実際に北海道で育て続けている、冬に負けない品種ばかりです。

① エキナセア|夏の庭の主役級!切り花にも◎

エキナセア(ピンクと白の品種)
ピンクと白のエキナセアが咲き競う夏の庭

北米原産のとにかく丈夫な宿根草。7〜9月に大きな花を次々と咲かせ、夏の庭に存在感を与えてくれます。花が終わった後のシードヘッド(種の頭)も味があり、秋冬のドライガーデンの景色にもなります。

私の庭では4年目。株分けで増やして、今では庭のあちこちに咲いています。病害虫もほとんどなく、本当に手がかかりません。草丈は高めですが、茎がしっかりしているので倒れることはありません。

エキナセアの基本情報
  • 開花期:7月〜9月
  • 草丈:60〜100cm
  • 日照:日向(1日6時間以上)
  • 耐寒性:ゾーン3(-40℃)。北海道全域OK
  • おすすめ品種:パープレア(原種に近く最も丈夫)、マグナス、グリーンジュエル

② ゲラニウム(フウロソウ)|北海道の気候にぴったりの優等生

ゲラニウム ストラータムの群生
ゲラニウム ストラータム。地面を覆うように広がる

冷涼な気候を好むゲラニウムは、まさに北海道のために生まれたような宿根草。暖地では夏に弱ることもありますが、北海道なら6月から秋まで長く咲き続けます。

地面を覆うように広がるので、雑草防止にも効果的。ナチュラルガーデンには欠かせない存在です。

ゲラニウムの基本情報
  • 開花期:6月〜9月
  • 草丈:30〜50cm
  • 日照:日向〜半日陰
  • 耐寒性:ゾーン4(-34℃)。全域OK
  • おすすめ品種:ロザンネ(超長開花)、ジョンソンズブルー、サンギネウム

③ ホスタ(ギボウシ)|品種の宝庫!日陰の庭を彩るカラーリーフの王様

ホスタの花と斑入りの葉
ホスタの花。葉の美しさが際立つ

日陰〜半日陰の庭には欠かせない存在。葉の色・形・サイズの品種バリエーションが驚くほど豊富で、集め始めると止まらなくなる魔性の植物です😊

我が家では「オーガストムーン」「パトリオット」「リトルオーロラ」などの10品種を育てていますが、どれも毎年安定して美しい葉を展開してくれます。花も楽しめますが、主役はなんといってもこの葉。北海道はホスタの生育に適した環境のため、条件が合うと超大型に仕上げることもできます!

ホスタの基本情報
  • 開花期:7月〜8月(花も楽しめるが葉がメイン)
  • 草丈:品種により15〜80cm
  • 日照:半日陰〜日陰(日向でも育つが葉焼けに注意)
  • 耐寒性:ゾーン3(-40℃)。北海道全域OK
  • おすすめ品種:オーガストムーン(黄金葉)、ハルシオン(ブルーグレー)、ウルバリーン(斑入り葉)

④ カラミンサ|18年目の超ベテラン!小花が風に揺れるナチュラルガーデンの名脇役

カラミンサの白い小花
カラミンサ。小さな白い花が風に揺れる

私の庭で最も長く生き続けている宿根草がこのカラミンサ。なんと18年目です。小さな白〜薄紫の花が夏から秋まで咲き続け、風に揺れる姿はナチュラルガーデンの雰囲気づくりに最高。

触るとミントに似た爽やかな香りがして、虫除け効果もあるとか。丈夫すぎて何もしなくても毎年咲くので、初心者さんの「最初の1株」にもイチオシです。

カラミンサの基本情報
  • 開花期:7月〜10月(とにかく長い!)
  • 草丈:30〜50cm
  • 日照:日向
  • 耐寒性:ゾーン5(-28℃)。札幌で18年の実績あり
  • おすすめ品種:ネペタ(定番・白花)、マーベレッテ(白✕ブルー)

⑤ サルビア・ネモローサ|初夏から秋まで切り戻しで2回咲く

サルビア・ネモローサ カラドンナ
サルビア・ネモローサ カラドンナ。真っすぐ伸びる紫の穂

ハーブのセージの仲間ですが、耐寒性が非常に強く、北海道でも問題なく冬を越します。一番のおすすめポイントは、花が終わったら切り戻すともう一度咲くこと。初夏と秋の2回楽しめるのはお得感が大きいです。

サルビア・ネモローサの基本情報
  • 開花期:6月〜7月 + 切り戻しで9月〜10月
  • 草丈:30〜50cm
  • 日照:日向
  • 耐寒性:ゾーン4(-34℃)
  • おすすめ品種:カラドンナ(濃紫・直立性)、スノーヒル(白)
うさうさ

エキナセアにカラミンサ、全部植えたくなるうさ〜🌸

【厳選10選・後半】半日陰でも活躍する宿根草

後半は半日陰でも活躍する宿根草を中心にご紹介。日当たりが悪くても、こんなに美しい庭が作れます。

⑥ ヒューケラ|カラーリーフの万能選手!5品種を育てた実感

ヒューケラの銅葉
ヒューケラ。葉の色だけで庭に彩りを

花ではなく葉の色で庭を彩る、カラーリーフプランツの代表格。赤・紫・オレンジ・ライム・シルバーと、品種によって色のバリエーションが驚くほど豊富です。

我が家ではエレクトラ(ライムゴールド)、マーマレード(オレンジ)、ブラックジェイド(ダークパープル)、サウザンコンフォート(アプリコット)など、7品種を育てています。花がない時期でも庭に色があるのは、本当にありがたい

ヒューケラの基本情報
  • 開花期:5月〜7月(小さな花穂。メインは葉の鑑賞)
  • 草丈:20〜40cm
  • 日照:半日陰(品種によっては日向もOK)
  • 耐寒性:ゾーン4(-34℃)。北海道で問題なし
  • おすすめ品種:ドルチェ ブラックジェイド(PW・濃い紫)、エレクトラ(ライム×赤の葉脈)、マーマレード(オレンジ系)

⑦ プルモナリア|春一番に咲く!銀葉が美しい日陰のスター

プルモナリアの花
プルモナリア。ピンクからブルーに花色が変わる

雪解け直後、庭で最初に花を咲かせてくれるのがこのプルモナリア。ピンク→ブルーに花色が変わる不思議な花と、銀色の斑入り葉が美しく、花の後もカラーリーフとして楽しめます。

我が家では「シルバーブーケ」と「オパール」「ダイアナ・クレア」などを育てていますが、どれも半日陰で元気いっぱい。日陰の庭に春を告げてくれる、頼もしい存在です。

プルモナリアの基本情報
  • 開花期:4月〜5月(北海道では雪解け直後から)
  • 草丈:20〜30cm
  • 日照:半日陰〜日陰
  • 耐寒性:ゾーン4(-34℃)。北海道で問題なし
  • おすすめ品種:ダイアナクレア(葉の変化が楽しい)シルバーブーケ(銀葉が特に美しい)、オパール(斑がくっきり)

⑧ 宿根フロックス|夏の庭にボリューム満点の花束

宿根フロックスの花
宿根フロックス。夏の庭にボリューム満点の花束

一年草のフロックスとは別物。宿根フロックス(パニキュラータ系)は、北海道の冬を余裕で越え、7〜8月にこんもりとした花の塊を咲かせます。甘い香りも魅力。

うどんこ病が出やすいのが弱点ですが、風通しを確保すれば問題ありません。

宿根フロックスの基本情報
  • 開花期:7月〜8月
  • 草丈:60〜100cm
  • 日照:日向〜半日陰
  • 耐寒性:ゾーン4(-34℃)
  • おすすめ品種:デイビッドホワイト(白・うどんこ病耐性)、ブルーパラダイス、オープニングアクトなど

⑨ アガスターシェ ゴールデンジュビリー|蝶とハチが集まる!ハーブ系宿根草

アガスターシェ ブラックアダー
アガスターシェ 。蝶やハチが集まる

ミントの仲間で、濃い紫の花穂が夏じゅう咲き続けるスタミナ系宿根草。花に蝶やミツバチが集まるので、庭に生き物を呼びたい方にもおすすめです。

葉に触れるとハーブの香りがして、切り花にしても長持ち。直立性で場所を取らないので、花壇の中段〜後ろに植えると見栄えがします。

アガスターシェの基本情報
  • 開花期:7月〜9月
  • 草丈:60〜90cm
  • 日照:日向
  • 耐寒性:ゾーン5(-28℃)。札幌OK
  • おすすめ品種:ブラックアダー(濃紫・最も耐寒性が強い品種)、ゴールデンジュビリー(黄緑色の葉)

⑩ ポテンチラ ネパレンシス|イチゴに似た可愛い花が初夏を彩る

ポテンチラの花
ポテンチラ ヘレンジェーン。イチゴに似た可愛い花

ワイルドストロベリーを思わせる小さくて可愛い花が、初夏から長く咲き続けます。うちの「ヘレンジェーン」は、サーモンピンクとオレンジが混ざった絶妙な色合いで、見るたびに幸せな気持ちになります。

這うように広がるので、花壇の縁取りやグランドカバー的な使い方もできます。乾燥にも強く、手間いらず。

ポテンチラの基本情報
  • 開花期:6月〜8月
  • 草丈:30〜50cm
  • 日照:日向〜半日陰
  • 耐寒性:ゾーン5(-28℃)。札幌OK
  • おすすめ品種:ヘレンジェーン(サーモンピンク)、ミスウィルモット(チェリーレッド)
うさうさ

日陰でもこんなにきれいな葉っぱや花が楽しめるうさ!⑥ヒューケラのカラーリーフ、集めたくなるうさ〜✨

一目でわかる!GWに植えたい宿根草10種の比較表

植物名開花期草丈日照耐寒ゾーン特徴
エキナセア7〜9月60〜100cm日向3夏の主役。切り花にも
ゲラニウム6〜9月30〜50cm日向〜半日陰4長期間開花。地被力あり
ホスタ7〜8月15〜80cm半日陰〜日陰3品種の宝庫。葉が主役
カラミンサ7〜10月30〜50cm日向518年目!超丈夫
サルビア・ネモローサ6〜7月+9〜10月30〜50cm日向4切り戻しで2回咲く
ヒューケラ5〜7月20〜40cm半日陰4カラーリーフの万能選手
プルモナリア4〜5月20〜30cm半日陰〜日陰4春一番の花+銀葉
宿根フロックス7〜8月60〜100cm日向〜半日陰4ボリューム満点。香りも
アガスターシェ7〜9月60〜90cm日向5蝶とハチを呼ぶハーブ系
ポテンチラ6〜8月30〜50cm日向〜半日陰5イチゴ似の可愛い花

迷ったら、まずはエキナセア・ゲラニウム・カラミンサの3種から始めるのがおすすめ。この3つは本当に失敗しません。

6月の花壇(サルビアとビオラ)
6月の花壇。GWに植えたサルビアが早くも見頃に
❄️ 寒冷地ガーデナー必見|GW植えどきのコツ
  • 遅霜に注意:GW前半はまだ霜が降りることがあるので、夜間の気温予報をチェック
  • 耐寒性5以上の品種を選ぶ(本記事の10選はすべて北海道で越冬実績あり)
  • 植え付け後の水やりは土の乾きを見てから(春先の土は意外と湿っている)
  • 根元にマルチングして春〜初夏の乾燥と雑草を同時予防
  • 初年度は肥料控えめ:寒冷地は根の張りが優先、徒長させない

GWの植えつけ手順|失敗しない5ステップ

苗を買ってきたら、植え方にもちょっとしたコツがあります。この手順で植えれば、活着率がぐんと上がります。

植えつけ5ステップ
  1. 植え穴を掘る:ポットの2倍の幅・深さの穴を掘る
  2. 堆肥を混ぜる:掘り上げた土に腐葉土や完熟堆肥を2〜3割混ぜる。排水性と保水性がアップ
  3. 苗をポットから出す:根鉢(根と土のかたまり)を崩さないように、そっと取り出す。根がぐるぐるに回っていたら、底を軽くほぐす
  4. 植えつけ:苗の土の表面が、地面と同じ高さになるように植える。深植えは根腐れの原因に
  5. たっぷり水やり:植えつけ後は、土が沈むくらいたっぷりと水を与える。その後1〜2週間は毎日チェック

要注意!株間は最低20cm、できれば30cm空ける

植えつけで初心者さんがやりがちな失敗が、株間を詰めすぎること。買ってきたばかりのポット苗は小さくて寂しく見えますが、宿根草は3年目頃から本領を発揮します。株が年々充実して大きく広がり、花も見事に咲き誇るようになるんです。

そのため、株間は最低でも20cm、余裕があれば30cmは空けておきたいところ。詰めすぎると風通しが悪くなって病気の原因にもなりますし、何より窮屈に育ってナチュラルな雰囲気が出ません。

はるゆ

「植えたばかりの1年目はスカスカで寂しい…」と感じるのは正常。3年後の姿を想像しながら、ゆとりを持って植えてあげてくださいね。間を埋めたいなら、一年草で補うのがおすすめです😊

うさうさ

元肥は入れなくていいうさ?🌱

はるゆ

堆肥を混ぜ込んでいれば、最初は追肥なしで大丈夫。根が落ち着く前に肥料をあげすぎると、逆に根が傷むこともあるので、植えつけ後2〜3週間は肥料を控えるのがコツよ。庭植えなら肥料はほとんど不要です。

まとめ|北海道・寒冷地のGWに植えたい宿根草おすすめ10選

GWの庭で苗を植えつけるうさうさ
うさうさ

GWに植えれば、夏の間に根が張って、最初の冬も安心うさ!「ずっと付き合える1株」を見つけてほしいうさね♪🌿

北海道のゴールデンウィークは、宿根草を植えつける絶好のタイミング。この時期に植えれば、夏にしっかり根を張り、初めての冬も安心して越えられます。

  • GWの地温・水分条件は根の成長に最適
  • 日向ならエキナセア・サルビア・カラミンサが鉄板
  • 半日陰でもヒューケラ・ホスタ・プルモナリアで華やかに
  • 植えつけ後2〜3週間は水やりチェックを忘れずに(庭植えは雨水でOK)

30年間、北海道の庭で試行錯誤してきた私の結論は、「GWに良い苗を植えれば、あとは宿根草が毎年勝手に咲いてくれる」ということ。この記事で紹介した10種は、どれも本当に手がかからず、毎年の再会が楽しみな仲間たちです。

ゴールデンウィークには園芸コーナーで、あなただけの「ずっと付き合える1株」を見つけてくださいね🌿

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

北海道の小さな庭で宿根草を育てながら、ガーデニングの記録をブログに書いています。
寒冷地でも育つ植物や、実際に育てて分かった育て方などを紹介しています。

本業は看護師で、これまで30年以上医療の現場で働いてきました。
看護や働き方、認知症介護について感じたことも、ときどきこのブログで書いています。

庭づくりとガーデニングは30年以上続けている趣味。
北海道でも育てやすい植物や、寒冷地ならではの庭づくりの楽しさをお伝えできたらうれしいです。

目次