花の苗を植え始めたのは、30年ほど前の20代前半。
一年草を植えてワンシーズン毎に楽しんでいました。
当時紫のペチュニアが爆発的に流行して、庭やハンギングバスケットなど、どこのお家にもペチュニアが植えられていた記憶があります。我が家でもプランターに母が植えていました。
園芸の本を買って楽しく読みながら、少しづつ宿根草や寄せ植えに興味を持ち、
気がつけば、毎年お花の数が増えていきました。
切り戻しなんて言葉も知らず、ただただ水を上げ、徒長してもそのままだった時から見れば、
ずいぶん植物と上手く付き合えるようになってきたなと思います。
3年前からビオラの種まきに興味を持ち、チャレンジを始めました。
ビオラは冬から春にかけて咲く花。冬の寂しい花壇を彩る花です。
でも北海道は雪が降る・・・
なのでお店に並ぶのは、ほとんど春になってからなんです。
春に苗を購入して植え付けても良いのですが、種類があまりない💦
通販では送料がかかりお高くてたくさん購入できない・・・😅
そこで、思いついたのが種で植えてみることでした。
種だと種類が豊富で、コスパも良い✨
ところが困ったことに、寒冷地の夏まきの情報が少なくて💦💦💦
寒冷地にお住まいの皆さんも、私と同じ悩みをお持ちではないでしょうか?
「珍しい品種を植えてみたい!」
「なるべくお安くたくさんの花を咲かせたい!」
「でも冬の間はどうなるの? どんな管理をしたら良いの?」
そんな皆さまのためにも、寒冷地の夏まきビオラの育て方をお伝えしていこうと思います😊
こんな種まき初心者の私でも、うまくいきましたので、
きっと皆さんも育てることができますよ✨✨✨
種から育てた「ビビ ヘブンリーブルー」
種から育てて初めての年は、越冬できるか自信がなく、
いくつかの鉢は家の中で育てました。
そうしたら・・・
見事に徒長しました😭
茎が伸び切っているビオラは、1月の様子です。
北海道の家の中はストーブをつけるので、室温が高いせいかもしれません。
窓辺に置いて、光はたくさん浴びていたので暗くて徒長したというよりは、室温が高すぎたのでしょう。20度を超えると、ビオラは徒長しますね。
3月下旬雪の下から出てきたビオラは、どっしりとしていて、花も枯れずに保っていました✨
家の中で育てた「温室育ちの過保護ビオラ」よりも、よっぽど元気。
雪の下でどうやって光合成していたのでしょうか?
水分は雪が補っていたのかもしれません。
気温は、雪の下は0度ほどで保てるので、環境としては全然OKなんですね。
ビオラの耐寒性は、品種にもよりますが-10 ℃までと言われています。
雪から出た直後は、若干しんなりしていましたが
雪解けとともに力強くなり、花の勢いは爆発的に強くなります。
4月の庭 周りの宿根草はまだまだ咲きませんが、
ビオラの花が鮮やかに彩って癒しをくれます。
地植えのものは水やりも必要なく、ほったらかしで大丈夫です。
大抵のものは6月くらいまで咲いてくれますし、気温次第では7月までキレイな状態を保てます。
ちなみに今回の種はタキイネットさんから購入しました。
↓あかつきももか とても丈夫でコンパクトにまとまります。
ピンク系 ビビアンティークとイエロー系 ソルベレモンブルーベリースワール
よく咲くスミレとビビアンティーク、右の大きい赤系の花はパンジーナチュレフロスティローズ
パンジーも越冬します。
黄色のとても丈夫なフローラルパワー クリームイエローリップ 切り戻すとすごい増えます。
おまけ チューリップとムスカリ、ビオラの共演ダブルデッカー
チューリップとムスカリの球根をダブルデッカーで植えてみました。
ダブルデッカーとは、一つのプランターに球根を植え、その上に花苗を植える方法です。
このように植えると、先にビオラが咲き、その後からムスカリとチューリップが咲いて、
花のリレーのように楽しむことができる上に、最後は全部の花が咲きほこり、
豪華で素敵な姿になります😊
準備
- 深さ30cm以上のプランター
- 水はけの良い培養土
- 鉢底石
- チューリップとムスカリの球根
- ビオラの苗
植え方
- プランターの底に鉢底石を敷き、排水を良くします。
- 培養土を半分より少し多めに入れます。
- チューリップとムスカリの球根を配置します。チューリップは5個以上植えるとおしゃれに見えます。
- 球根の上に土を被せます。
- ビオラの苗を植えます。株の向きを外側に傾けて配置すると、蒸れ防止になります。
- 最後に土を足して完成です。
ポイント
- この植え方を「ダブルデッカー」と呼びます。
- チューリップとムスカリは紅葉が見頃になる秋(9月〜11月)に植えるのが理想的です。寒冷地では10月頃が適期です。
- ビオラは冬も咲き続けるので、チューリップが咲くまでの間も楽しめます。寒冷地では雪が積もるまでは、ビオラのお花が楽しめます。
- 開花時期:ビオラ(冬〜春)、ムスカリ(3月頃)、チューリップ(3月下旬〜5月上旬)と言われていますが、北海道ではチューリップは4月になってから咲ます。チューリップよりも、ビオラはずっと長く咲くので、チューリップのお花が終わったら花首を折ってつんでおきます。チューリップの葉が黄色くなるまでは、球根を掘り上げずにそのまま置いておくことで球根が太り、来年も咲かせることができます。
チューリップの花がなくなるとちょっと寂しいですが、それでもダブルデッカーは魅力的な植え方であると私は思います。
簡単なので、ぜひチャレンジして楽しんでみてくださいね!
まとめ
今回は寒冷地でビオラの種を蒔き、越冬が可能なことをお伝えしました。
具体的な種まきの方法も以前の記事に掲載していますので、ぜひ参考になさってくださいね。
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