【14年愛用】バロネスLM4Dの正直レビュー|手動芝刈り機の名機

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2009年5月24日、わが家にバロネスLM4Dが届きました。それから2023年に天然芝を人工芝に切り替えるまでの14年間、ほぼ毎週末この芝刈り機と向き合ってきました。

結論からお伝えすると、バロネスLM4Dは「ほぼノーメンテで14年切れ味が続いた名機」です。北海道で天然芝を管理した30年のうち、後半14年を支えてくれたこの一台について、本音でレビューします。

うさうさ

14年って長いうさー!どんな道具なんだうさ?

目次

結論|バロネスLM4Dは「ほぼノーメンテで14年切れ味が続く名機」

細かいレビューに入る前に、14年使った結論を表にまとめます。

項目評価ひとこと
切れ味◎◎葉先がピンと立つ
静音性早朝でも気兼ねなし
メンテのラクさ◎◎14年でほぼ放置
運搬時の重さ使用中ではなく運ぶ時が重い
価格電動式より高め
はるゆ

14年使って一度も「買って後悔した」と思わなかった芝刈り機です。

バロネスLM4Dを買ったきっかけ|電動芝刈り機の限界

「先端が茶色くなる問題」に悩んでいた

バロネスを買う前は、ホームセンターで購入したリョービの電動芝刈り機を使っていました。コードを引きずりながら、せっせと刈っていた時期です。

ところが刈った後、どうしても気になることがありました。芝の先端が茶色く変色してしまうのです。施肥を工夫しても、水まきを増やしても、根本的に変わらない。せっかくのケンタッキーブルーグラスの濃い緑が、刈るたびに少しずつくすんで見えました。

「これは切れ味の問題では?」と気づいた瞬間

ある日ふと、こう考えたんです。

ふとよぎった仮説

もしかして電動の刃の切れ味が落ちていて、葉先を「叩き切る」ような状態になっているのでは?

切れ味の鈍い刃で切られた葉は、断面が裂けて変色しやすい…植物の生理として、理にかなっている気がしたのです。

検索でたどり着いた「バロネス」

そこから「切れ味のいい芝刈り機」をひたすら検索して見つけたのが、共栄社のバロネスシリーズでした。プロのゴルフ場でも使われているという品質に惹かれ、家庭用モデルのLM4Dを購入することにしました。

価格は当時の電動式の数倍。それでも「長く使えるなら結果的に得だろう」と思い切って注文しました。

2009年5月24日、バロネスLM4D到着|第一印象は「切れ味に感動」

正直、到着日まで覚えています。それくらい印象的な出来事でした。

箱を開けて組み立て、わくわくしながら庭で試し刈り。ハンドルを軽く押すだけでスーッと前に進み、刈ったあとの芝は葉先までピンと立っていたのです。電動式で何度も悩んだ「茶色くなる先端」が、そこにはありませんでした。

うさうさ

切れ味にこだわる芝刈り機って、こんなに違うんだうさー!

「これだったんだ」と、購入を即決した自分に感謝した瞬間でした。

14年使ったメンテナンスの実態|「ほぼ放置」で切れ味が続いた

「手入れが大変そう」というイメージを持つ方も多い手動式リール芝刈り機。でもわが家の場合、本当に最低限のことしかしていません。

項目頻度誰が
刃研ぎ14年で数回夫がDIY
油さし14年で数回気づいたとき
使用後の拭き掃除ときどき布でサッと

刃研ぎは夫が数回しただけ

14年間で刃を研いだのは、夫が自分で数回だけ。プロの研ぎ出しに出したことは一度もありません。専用のシャープナーと油があれば、家庭でメンテできる作りになっています。

油さしも数回・拭き掃除程度で十分だった

油さしも、購入してから数回程度。使用後の手入れも、刃をときどき布で拭くくらいでした。それでも切れ味は最後まで保たれました。

なぜほぼ放置で持ったのか

私なりの推測ですが、こんな条件が揃っていたからだと思います。

  • 使用面積が約13㎡(約4坪)と小さい
  • 1回あたりの刈り取り時間が10分程度
  • 庭以外で使わない(負荷が一定)
  • 使用後は必ず屋根のある物置に収納

業務用や広い庭で毎日酷使するのとは条件が違いますので、家庭用としての参考値だとお考えください。

バロネスLM4Dの良かったところ4つ

① 静か|早朝でも気兼ねなく刈れる

動作音は「カラカラ」という穏やかなリール音だけ。電動式の「ヴォーン」という機械音や、エンジン式の「ブルルル」とはまるで別世界です。

北海道の住宅地は朝早くから人が動くわけではありませんが、それでも朝の静かな時間に刈っても気兼ねしなくて済むのは、小さな庭の主婦にとって大きなメリットでした。

② サクサク切れる手応え|芝刈りが「瞑想時間」になる

刈り進めるごとに「サクッ、サクッ」と切れる音と感触。これが本当に心地よくて、いつしか芝刈りがちょっとした瞑想時間になっていました。

機械的にバリバリ刈り取るのではなく、芝を一本一本やさしく切っていく感じ。「芝にやさしい」というのは、こういう感触のことなんだなと体で理解しました。

③ コードレスの自由さ

  • 延長コードを引きずらなくていい
  • 庭のどこから刈り始めても自由
  • 雨上がりにコードショートの心配がない
  • コードを巻き直す手間がない

地味なメリットですが、毎回のストレスを大きく減らしてくれました。

④ 女性でも問題なく使えた

「手動式は重そう」「女性には大変では?」と聞かれることがあります。私(身長154cm)の体感では、押す動作自体は軽く、腰への負担も電動式より少なかった印象です。

振動が少ない分、長く押しても疲れにくい。これも嬉しい誤算でした。

正直に語る欠点|「物置から運ぶときが重い」

使用中の重さは気にならない

誤解されがちですが、押して動かしているときは重さを感じません。リールが回転する力が補助になり、スイスイ進みます。

運搬時にだけ「ずっしり感」がある

問題は物置から庭まで持ち運ぶときです。車輪を浮かせて運ぶ場面では、しっかりとした金属の重みを感じます。

わが家の物置は庭に対して反対側、家の裏側にありました。庭に持ち運ぶまでに玄関前(段差あり)を通る必要があり、どうしても持ち上げる作業がありました。それなので、庭に行くまでの持ち上げ時に、重いなと感じる瞬間があったわけです。

うさうさ

物置から庭まで距離が長い家庭では作業前後の負担になるかもしれません。

バロネスが苦手なゾーン|斜面とキワは小型電動を併用

30cmの斜面では使いにくかった

わが家の庭には、地面より30cm高い斜面の芝もありました。リール式は水平な面で性能を発揮する道具です。

  • 斜面に対して刃が水平にならない
  • 押す力がうまく伝わらない
  • キワ(フェンス際)も刈り残しが出る

そのため、斜面とキワには小型の電動芝刈り機を併用していました。バロネスはあくまで「主役」、補助として電動も持っておくと安心です。

結局、正面の斜面はタイムに切り替えた

正面の斜面は管理が難しすぎて、最終的に芝を剥いでタイム(クリーピングタイム)を植えたところ、メンテが格段にラクになりました。「斜面の芝が大変」とお悩みの方には、思い切った植え替えもおすすめです。

2023年、メルカリでバトンタッチ

天然芝を人工芝に切り替えるタイミングで、バロネスLM4Dをメルカリで売却しました。

落札してくださった方は、質問の文面から芝への愛情が伝わる方でした。「大切に使ってくれそうだ」と感じる、気持ちのいい出品体験でした。

うさうさ

モノとの別れも、大切に次の人へつなげると気持ちがいいうさね。

バロネスは14年使用しても、まだまだ現役。そんな大切に連れ添った道具を、また誰かの庭で活躍させてもらえる。それは捨てるよりずっと幸せな結末でした。

バロネスLM4Dはこんな人におすすめ

バロネスと電動で迷っている方は多いと思います。実際の使用感から、おすすめなのは以下のような方です。

こんな人に理由
小〜中サイズの天然芝を管理する家庭13㎡前後で14年使えた実績あり
早朝・夜に刈りたい人静音性が圧倒的
長く使える道具を選びたい人ほぼノーメンテで切れ味が続く
手仕事の満足感を求める人サクサク切れる感触が癖になる

逆に広大な芝(100㎡以上)を毎週刈る方には、エンジン式や乗用型のほうが現実的です。家庭の庭サイズで「長く付き合える一台」を探している方に、自信をもっておすすめできます。

まとめ|手仕事の良さを教えてくれた14年

バロネスLM4Dは、私に「早く終わらせる」のではなく「丁寧に向き合う」というガーデニングの楽しみ方を教えてくれた一台でした。

人工芝に切り替えた今でも、あの「サクサク」というリール音は時々耳に蘇ります。天然芝を本気で美しく保ちたい方、長く使える芝刈り機を探している方には、心から自信を持っておすすめできる名機です。

バロネスLM4Dを楽しそうに押すうさうさ
うさうさ

便利な機械もいいけど、ゆっくり手で刈る時間って案外しあわせなんだうさね

この記事は「天然芝31年→人工芝に切り替えた我が家の記録」シリーズの一本です。北海道での天然芝管理の実践編、人工芝にした理由、3年使った感想なども順次公開していきます。

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この記事を書いた人

北海道の小さな庭で宿根草を育てながら、ガーデニングの記録をブログに書いています。
寒冷地でも育つ植物や、実際に育てて分かった育て方などを紹介しています。

本業は看護師で、これまで30年以上医療の現場で働いてきました。
看護や働き方、認知症介護について感じたことも、ときどきこのブログで書いています。

庭づくりとガーデニングは30年以上続けている趣味。
北海道でも育てやすい植物や、寒冷地ならではの庭づくりの楽しさをお伝えできたらうれしいです。

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