北海道の芝刈り機おすすめ|手動バロネス×電動の使い分け30年実証ガイド

バロネス手動リール式芝刈り機と整った芝庭
  • URLをコピーしました!

こんにちは、はるゆです🌱

北海道で芝庭を始めようとすると、まず迷うのが「芝刈り機ってどれを選べばいいの?」「手動と電動、どっちが正解?」という道具選び。

私は札幌の小さな庭で1995年から2023年までの28年間、天然芝(ケンタッキーブルーグラス)を管理してきました。最初の14年はリョービの電動式芝刈り機、その後の14年は手動リール式のバロネスLM4D。途中から補助としてバリカンも併用してきました。2023年に人工芝に切り替えるタイミングで、芝刈り機もバリカンも全て手放しています(メルカリ出品)。

今回はこの30年の試行錯誤を踏まえて、「寒冷地で家庭用の芝刈り機を選ぶなら何がベストか?」をまとめます。手動派・電動派どちらの実体験もあるので、これから芝庭を始める方の判断軸になれば嬉しいです。

うさうさ

結論からいうと、手動リール+電動の「両刀使い」が30年でたどり着いた答えうさよ🐰

目次

寒冷地の芝刈り機選びは「ケンタッキーブルーグラス基準」で考える

北海道で家庭用芝として一般的に使われているのはケンタッキーブルーグラス(西洋芝・寒地型)です。本州主流の高麗芝・野芝(暖地型)とは性質がまったく違うので、芝刈り機選びも本州の情報を鵜呑みにすると失敗します。

ケンタッキーブルーグラスの特徴を整理するとこうです。

項目ケンタッキーブルーグラス
葉の硬さ細めだがコシがある
密度高密度に育つ
成長スピード春〜初夏が旺盛、真夏は鈍る
刈高の目安3〜5cm程度
刈る頻度成長期は週1〜10日に1回

密度が高くて葉にコシがあるので、切れ味の良い刈刃が必須です。安物のロータリー式(回転刃)だと葉先が引きちぎられたようになり、芝が黄ばみやすい。これが「ケンタッキーブルーグラス基準」で考える理由です。

はるゆ

「とりあえず安い芝刈り機を…」で買うと、刈り跡が雑になって芝が傷むことがあるんです。寒冷地芝には切れ味重視で選んでくださいね。

手動リール式バロネスLM4Dを14年使い続けた理由

2009年から2023年までの14年間、わが家のメイン芝刈り機だったのが共栄社のバロネスLM4D。いわゆる「ゴルフ場でも使われている手動リール式」の家庭版です。

メリット|刈り跡の美しさは別格

リール式は5枚の螺旋刃が下刃に対してハサミのように葉を切る仕組み。ロータリー式が「叩き切る」のと違って、葉先がスパッと斜めに切れました。これが芝の見た目に大きく効いたのを、14年使い続けて実感しました。

  • 刈り跡が均一で美しい(葉先が茶色くならない)
  • 動作音が静か(カラカラという音だけ)
  • 電源コード不要・燃料不要・メンテ簡単
  • 研ぎ直しで刃を長く使える(わが家は14年現役)

デメリット|押す体力と「乾いた芝」が必要

正直に書きます。バロネスLM4Dは決して「楽な芝刈り機」ではありません。

  • 本体重量約12kg。傾斜地や凸凹の庭はそれなりに体力が要る
  • 濡れた芝は刈れない(葉が刃に絡んで止まる)
  • 伸びすぎた芝は1回で刈れず、何度も往復する必要がある
  • 初期投資が4〜5万円台で家庭用としては高め

裏返すと、こまめに刈れる人平坦な庭の人には最高の相棒になります。「週末ガーデナーが庭仕事を楽しむ道具」というポジションです。

14年使ってわかった「一生もの」の価値

初期投資は高いですが、刃の構造はシンプルで丈夫。わが家では夫が数回研いだだけで、購入から14年が経って手放す日まで切れ味は健在でした。専門サービスに出さなくても、ほぼノーメンテで切れ味が長く続いたのがバロネスの強み。1年あたりのコストで考えると、安物の電動を数年ごとに買い替えるより長期的には割安でした。

バロネスLM4Dの単体レビューはこちら

14年使った詳細レビューを別記事にまとめています。「実物の使い勝手をもっと知りたい」という方はこちらをどうぞ🌱

電動補助があると芝管理が劇的に楽になる

「手動リール式が最高なら、電動はいらないのでは?」と思うかもしれませんが、私の30年の経験では電動補助があると芝管理は段違いに楽になります。

わが家の電動暦|リョービ押し型→バリカン→バロネスへ

1995年に天然芝を始めてから2009年までの14年間、わが家のメインはリョービの押し型電動芝刈り機でした。コンセントから延長コードを伸ばして使うコード式で、当時としては一般的なタイプ。コード式とはいえ押し型なので、コード切断のトラブルなく長く活躍してくれました。

その後、バロネスでは刈れない芝のキワ(縁)と斜面を処理するために、補助として小型の電動バリカンを購入しました。これが俗にいうコードレスではない、コード式の小型タイプでした。

バリカンでうっかり「コード切断事故」

使い始めて何度か作業しているうちに、ある日うっかり自分のコードを刈刃で切断してしまいました…。当時はかなり落ち込みましたが、幸い夫が修理してくれて、その後も使い続けることができました。とはいえ、ヒヤッとした出来事だったのは確かです。

押し型の芝刈り機はコードを後ろに引きずる動線になるのでトラブルが起きにくいのですが、バリカンは手元で振り回す道具なので、コードがぐるぐる動いて刈刃に近づきやすい。これが事故が起きやすい理由だったと振り返って思います。

今は同じ価格帯で充電式(コードレス)のものが主流になっていて、コード切断のヒヤリ事故は起きません。30年前と比べて、家庭用電動芝刈り機はずっと使いやすく安全になりました。

うさうさ

バリカンのコード切っちゃったうさ…😱(ご主人が直してくれて助かったうさ💦)

今は充電式(コードレス)が主流

30年経った今、家庭用電動芝刈り機もバリカンも、主流は充電式(コードレス)に変わりました。コード式と充電式の違いを整理しておきます。

タイプ使うときコード特徴
コード式(旧来型)あり(コンセント直結)安価だが、コード切断のリスクあり
充電式(コードレス)なし事前にバッテリー充電→本体だけで自由に動ける。今の主流
充電中の状態あり(充電器のみ)使うときは外す

つまり充電式=コードレス。マキタ・京セラ・ハイコーキなど大手メーカーが家庭用バッテリーを共通プラットフォーム化しているので、すでに同社の電動工具を持っている方はバッテリー流用もできます。

気になる充電時間と稼働時間(マキタMLM230Dの例)

「充電式って実際どのくらい使えるの?」という疑問に、マキタの代表的な家庭用機種MLM230Dの実数値を見てみます。

項目
バッテリー18V × 3.0Ah(標準付属)
連続稼働時間約6分(駐車場7台分・約27坪を刈れる)
充電時間約22〜45分(付属充電器のタイプにより異なる)
重量8.2kg
刈幅230mm
価格3〜5万円台(充電器・バッテリー付)

「6分しか動かない」と聞くと不安になるかもしれませんが、これはフル稼働で刈り続けた時間。実際の家庭の庭サイズで考えると違って見えてきます。

庭サイズ1回の充電で足りる?
4〜10坪(一般家庭の小ぶりな庭)✅ 十分すぎる(数倍お釣り)
10〜20坪(中規模庭)✅ ほぼOK
30坪以上(広い庭)⚠️ 大容量バッテリーか予備バッテリー推奨

充電も20〜45分程度で完了するので、ちょっとした休憩中に再充電できます。「朝に1回刈る→翌週まで充電不要」というサイクルなら、ストレスなく使えます。

はるゆ

4〜10坪の小ぶりな庭なら、6分の稼働時間でも十分間に合います。広い庭の方だけ予備バッテリーを検討してくださいね。

バリカンは「キワ・斜面」を刈る補助として必須

バロネスのような押し型芝刈り機は平坦な広い面を刈るのは得意ですが、芝のキワ(フェンス際・花壇沿い)や斜面では届かない箇所が必ず出てきます。わが家にも地面より30cm高い斜面の芝があり、これはバロネスではどうしても刈れませんでした。

そこで補助として活躍したのが小型の電動バリカン。手元で振り回せるので、押し型では届かない場所をピンポイントで処理できます。私の30年の結論は、「押し型芝刈り機+バリカンの併用がおすすめ」ということ。どちらか1台では芝庭全体を綺麗に保つのは難しいです。

  • 芝のキワ(フェンス際・花壇沿い・建物際)
  • 斜面の芝(押し型では届かない傾斜部分)
  • 狭い場所の刈り残し処理
  • 宿根草の刈り戻し(おまけの用途)

わが家は2023年に人工芝へ切り替えたタイミングで、バロネスもバリカンもメルカリで手放しました。ただ最近は宿根草の管理が増えていて「やっぱりバリカンはあったら便利」と感じる場面が増えています。芝庭があるならバリカンは1台用意しておくのを強くおすすめします。

状況別|あなたに合う芝刈り機判断表

「結局どれを買えばいいの?」という方のために、庭の広さ・体力・予算で整理した判断表を作りました。

あなたの状況おすすめ構成予算目安
庭が10坪以下・芝にこだわりたいバロネスLM4D(手動リール式)4〜5万円
庭が30坪以上・体力に自信なし充電式コードレス芝刈り機2〜4万円
キワや斜面のある庭・芝の見た目にこだわるバロネス+電動バリカン併用(おすすめ)5〜7万円
とりあえず始めたい・お試し安価な充電式から入って様子見1〜2万円
はるゆ

大事なのは「自分の庭サイズと体力に合うか」。最初から最高級を買わなくても大丈夫です。

30年使った結論|手動×電動の「両刀使い」がベスト

30年の試行錯誤を経て、人工芝に切り替える前のわが家の最終構成はこうなっていました。

道具使っていた時期役割
リョービ電動式芝刈り機1995〜2009年初期のメイン芝刈り(押し型・コード式)
バロネスLM4D(手動リール式)2009〜2023年メインの芝刈り(平坦面)
電動バリカンバロネスと併用補助:キワと斜面を刈る

30年近く使い続けて気づいたのは、「1台で全部こなそうとせず、用途で使い分ける」のが正解だということ。押し型芝刈り機(メインの平坦面)+バリカン(キワ・斜面の補助)の組み合わせが、わが家の芝庭を綺麗に保つベストな構成でした。これが「両刀使いがおすすめ」と自信を持って言える理由です。

今は人工芝に切り替えたので芝刈り機もバリカンも手元にありません。それでも宿根草管理の作業量を考えると「バリカンだけは買い直してもいいかも」と感じる場面があります。一度手放したからこそ、その便利さを再認識している今です。

まとめ|選ぶときに大事なのは「使い続けられるか」

30年いろいろな芝刈り機と付き合ってきて辿り着いた答えは、シンプルに「自分が使い続けられる道具を選ぶ」でした。

  • バロネスLM4Dは初期投資が高くても、ほぼノーメンテで14年使えた信頼の道具
  • 充電式電動はコード切断事故がなく、誰でも安心して使える
  • 庭の広さと体力に合わせて、両刀使いも視野に
  • 切れ味の良い刈刃が、ケンタッキーブルーグラスを綺麗に保つ秘訣
芝刈り後の庭で誇らしげに立つうさうさ
うさうさ

道具は一生もの。庭との付き合いも一生もの。焦らず自分に合うものを選んでいけばいいうさね🌱✨

芝刈り機選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。実際の管理ノウハウや、害虫対策・土入れ替えなど30年の実践編は、関連記事もぜひ読んでみてください。

芝庭シリーズの関連記事

このシリーズの他の記事もあわせてどうぞ🌿

バロネス手動リール式芝刈り機と整った芝庭

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

北海道の小さな庭で宿根草を育てながら、ガーデニングの記録をブログに書いています。
寒冷地でも育つ植物や、実際に育てて分かった育て方などを紹介しています。

本業は看護師で、これまで30年以上医療の現場で働いてきました。
看護や働き方、認知症介護について感じたことも、ときどきこのブログで書いています。

庭づくりとガーデニングは30年以上続けている趣味。
北海道でも育てやすい植物や、寒冷地ならではの庭づくりの楽しさをお伝えできたらうれしいです。

目次