12月に入ると雪が積もってしまう北海道。
積雪は2メートルを超える地域もあります。
連日、除雪に追われて体力消耗、体のあちこちが痛くなる、そんな厄介な雪ですが、実は植物の寒さ対策として重要な役割をしてくれます。
植物にとって保温効果もある雪は、うまく付きあっていきたいものです。
今回はビオラがうまく越冬するために、私流の冬囲いを紹介します。
雪の重みから苗を守る!100均で揃う「冬囲い」必須アイテム
雪は寒さから苗を守ってくれます。けれども雪の重みは苗にダメージを与えます。
何もしないと、雪解け時に苗や花はぺったんこに潰れます。
潰れてもちゃんと回復はするのですが、冬囲いをすることで回復具合が全然違うことを経験しました。
冬囲いは100円ショップアイテムで十分できます。
<用意するもの>
・不織布
・ペグ(不織布を止めるために使います)
・焼き鳥用の串(ペグを刺しにくいところに使います)
・かご(ワイヤー製の丈夫なもの)
他にも、ペットボトルを切って被せるだけでも効果はあります。
ただしペットボトルは割れたり、潰れたりすることがあるので、軒下など場所を選んで使用した方が良いです。
失敗しない!ワイヤーかごを使った「冬囲い」の簡単ステップ
手順は簡単です!
ワイヤーのかごを花苗に被せて、不織布をかけてペグで固定するだけ。
ビオラだけではなく、宿根草も同様にかごで覆うことで、雪からのダメージが軽減します。



初めて種まきをした時は、「雪は少しずつ積もるものだし、わざわざ硬い雪を乗せなければ、それほど重くないのでは?」と考えていました。
「プラスチックのかごでも十分守れるはず!」と思い、代用してみたのですが……。
うさうさああっ!プラスチックがバキバキだうさー!雪の重みをなめてたうさね……!
そうなんです。雪は、降ったり解けたりを繰り返しながら積もっていくため、想像以上にずっしり重く、カチカチに固まっていきます。 結局、プラスチック製のかごは雪の重みに耐えきれず、無残に割れてしまいました。
その失敗を経て、今では**耐久性のある「ワイヤー製のかご」**を愛用しています。
たとえ不織布で覆っていても、かごの隙間から雪は入り込みます。でも、それでいいんです! 何も対策をしない場合に比べて、この「ワイヤーかご+不織布」があるだけで、雪解けの早さも、苗の潰れにくさ(回復の早さ)も、驚くほど劇的に変わります。
何も対策をとらない場合に比べて、雪解けが早く、苗の潰れも少なく回復が早いのです。


雪が解けたら、元気な苗が!
葉のダメージがほとんどありません。
寒い中、冬囲いをするのは嫌になる時もありますが、この春の状態を見ると、
やはり、手間でも頑張ってよかったなぁと思います。


3月は宿根草の活動はまだ始まらず、花壇は寂しげ。
4月、ビオラの花はまだ小さいですが、ここからどんどん大きくなります。


4月の中旬。雪が消えると同時に、クロッカスは満開を迎え、チューリップの芽も力強く膨らみ始めます。
ただ、同じエリアのビオラでも、場所によって育ちが違うことも。 「ここのエリアの子は、ちょっと元気がないかな……?」そんな小さな変化に気づけるのも、毎日庭を見守っているからこそ。



苗の強さは、種のときからの『元気度』も関係しているのかも? 庭づくりは奥が深いうさね…!
完璧を求めすぎず、こうした育ちの違いを「なぜかな?」と探りながら苗と向き合っていく時間も、私にとっては大切な学びのひとときです。


5月の庭は「びっくり箱」のような楽しさ
5月5日、こどもの日。北海道はまだ肌寒さが残りますが、庭の主役たちは止まりません。 ホスタ(ウルバリーン)が勢いよく葉を広げ、ビオラもついに満開!
今回選んだ「よく咲くスミレ」のミックス種は、まさに**「お庭のびっくり箱」**でした。 秋に植え付けたときは何色が咲くか分からなかったのですが、春になったら想像以上にカラフルな景色が広がって……!


自分で配色を計算するのも楽しいけれど、こうして「どんな色が飛び出すかワクワクして待つ」のも、種から育てる人だけが味わえる贅沢な遊び心ですね。
失敗も、カラスとの知恵比べも、すべてが愛おしい時間
「よく咲くスミレ」はその名の通りとても丈夫で、北国の春にも負けず次々と花を咲かせてくれました。コスパも抜群なので、初心者さんにも本当におすすめです。
種から育てるのは、正直手間もかかります。 暑さや寒さにハラハラしたり、時にはカラスと知恵比べをしたり……。



カラスさん、イタズラしちゃダメうさよー!ボクが見張ってるうさっ!


失敗することもありますが、そこには必ず新しい発見があります。 自分の手で育て、悩み、自己流を貫いてみる。そんな風に「自分だけの園芸ストーリー」を紡いでいく体験は、何物にも代えがたい豊かさだと感じています。
寒冷地にお住まいの皆さん、ビオラの種まきは本当に、本当に楽しいですよ。 ぜひ、このワクワクを一緒に体験してみませんか?











